厚生労働省は先月8月25日に、来年度予算として33兆7,275億円の概算要求を発表しました。23年度予算より5,866億円の増加となっています。
この内、リスキリング(学び直し)の推進については、1,468億円(前年当初予算 1,379億円)を要求しています。この施策により、労働者が主体的にリ・スキリングを行い、自らの選択で労働移動できるよう支援を行うとともに、人材確保の支援を行うことにより、構造的人手不足の解消を目指しています。
・ 指定された教育訓練を修了した場合の費用の一部支給による経済社会の変化に対応した労働者個々人の学び・学び直しの支援
・在職時からの継続的な支援を行うリ・スキリング推進相談支援事業(仮称)等の実施
・非正規雇用労働者等が働きながら学びやすい職業訓練試行事業(仮称)の実施
・公的職業訓練のデジタル分野の重点化や訓練修了生等への「実践の場」の提供によるデジタル推進人材の育成
・労働者の主体的なリ・スキリングを支援する中小企業への賃金助成の拡充等による企業における人材育成の推進
・スキルアップを目的とした在籍型出向の推進等