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パート・アルバイトなどの短時間労働者を取り巻く
厚生年金・健康保険(社会保険)の適用拡大が、段階的に進められています。

中小企業や小規模事業所にも影響が及ぶ制度改正のため、
早めの理解と準備が重要です。

Q1.社会保険の「適用拡大」とは何ですか?

A.これまで社会保険の対象外だった短時間労働者についても、
一定の条件を満たせば、厚生年金・健康保険への加入が義務となる制度改正です。

少子高齢化を背景に、

  • 将来の年金保障の充実
  • 働き方に左右されない社会保障の確保

を目的として進められています。

Q2.短時間労働者が社会保険に加入する条件は?

A.主に次の要件があります。

  • 週の所定労働時間が 20時間以上
  • 賃金が 一定額以上
  • 雇用期間が 2か月を超える見込み
  • 学生でないこと(※例外あり)
  • 勤務先が 一定規模以上の企業(企業規模要件)

このうち、特に注意が必要なのが企業規模要件です。

Q3.企業規模要件とは何ですか?

A.短時間労働者が社会保険に加入するための条件の一つで、
「従業員数が何人以上の会社か」という基準です。

《現在の基準》

従業員数51人以上の企業(※以下、従業員数とは『厚生年金保険の被保険者数』を指します))

※従業員数には、正社員だけでなく一定の短時間労働者も含まれます。

Q4.企業規模要件は今後どう変わりますか?

A.企業規模要件は、段階的に縮小され、最終的には撤廃される予定です。

《今後のスケジュール》

  • 令和9年(2027年)10月
    従業員数 36人以上 の企業に拡大
  • 令和17年(2035年)10月
    企業規模要件が撤廃(企業規模に関係なく対象)

将来的には、ほぼすべての企業が影響を受ける制度となります。

Q5.中小企業や小規模事業所も対象になりますか?

A.はい。
これまで対象外だった企業でも、段階的に対象となる可能性があります。

「うちはまだ人数が少ないから大丈夫」と思っていても、
数年後に突然対応が必要になるケースも少なくありません。

Q6.事業主にはどんな影響がありますか?

A.主に次のような影響があります。

① 社会保険料の会社負担が増える

社会保険料は、会社と従業員がほぼ半分ずつ負担します。
加入者が増えることで、人件費が増加します。

② 勤務時間・雇用契約の管理が重要

  • 週20時間前後の勤務管理
  • 雇用契約内容の見直し

など、実務対応が必要になります。

③ 従業員への説明が不可欠

「手取りが減るのでは?」という不安を持つ従業員も多く、
丁寧で分かりやすい説明が求められます。

Q7.従業員にとってのメリットはありますか?

A.はい。長期的には大きなメリットがあります。

  • 厚生年金に加入することで 将来の年金額が増える
  • 傷病手当金・出産手当金が受け取れる
  • 医療保障が手厚くなるケースが多い

短期的な手取りだけでなく、
将来の安心につながる制度です。

Q8.会社はいつから何を準備すればよいですか?

A.制度開始直前ではなく、早めの準備が重要です。

  • 自社が いつ適用対象になるのか の確認
  • 社会保険料の コストシミュレーション
  • 従業員向け 説明資料・対応方針の整理

事前に準備することで、混乱やトラブルを防ぐことができます。

Q9.社労士に相談するメリットは?

A.社会保険の適用拡大について、社労士は次のようなサポートを行います。

  • 適用対象者・適用開始時期の判断
  • 社会保険料の負担試算
  • 就業規則・雇用契約の見直し
  • 従業員への説明・対応の支援

「うちの会社は対象になる?」
「どこまで準備が必要?」
と感じたら、早めのご相談をおすすめします。

[お問い合わせフォームはこちら]

厚生労働省HP【社会保険の加入対象の拡大について


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